
このコンテストは、高校生が医療・看護分野が抱えるさまざまな課題を解決するアイデアを提案するものです。コンテストには全国の高校生がチームで参加し、書類審査と最終プレゼンテーションを経て審査を受けました。
私たちはテクノロジーを活用した医療・看護革新のテーマを選択し、看護師の業務負担を軽減するオンライン管理システムを提案しました。内容は、体調アンケートによる健康観察、オンラインアセスメント、体調データの記録・可視化、そして生活面のAIアドバイスといった既存技術を組み合わせたものです。これらを通して、看護師の巡回や健康観察の負担を減らし、患者の状態共有をよりスムーズにすることを目指しました。
このコンテストを通して、医療・看護の現場に存在する多様な課題を整理し、どこを技術で代替できるかを考える課題分析力や技術と医療を結びつける設計力が養われました。さらに、最終審査ではプレゼンテーションを行ったため、提案内容を説得力のある形で整理して伝えるスキルが向上しました。アイデアの実現可能性や安全性・倫理性を検討する必要もあったため、現実的な視点で課題に向き合うことの大切さも学びました。
このコンテストを通じて、医療現場が抱える「看護師の負担」や「患者の体調管理の困難さ」という現実の問題を自分たちなりに真剣に考える良い機会となりました。技術だけでなく、患者・医療者双方の立場に立って考えることの大切さを改めて実感しました。
また、私たちのアイデアでは、自力で記録を入力できない病気や重症患者の方には課題があることがわかりましたが、看護学生や大学の方から高評価をいただき、現場の声を直接聞く貴重な経験になりました。仲間と試行錯誤しながらアイデアを形にする過程も含め、今回の経験は大きな成長につながったと感じています。この経験を通して、コンテストが単なるアイデア披露で終わるのではなく、将来の医療や福祉のあり方を考えるきっかけになることを実感しました。
芦田 舞香、神志那 祇穏