Principal's Greetings

校長 根岸 君和
ここで学ぶ世界の未来のつくり方
大宮国際中等教育学校、通称MOIS(Municipal Omiya International Secondary School)は、2019年に開校し、今年度で7年目を迎えた埼玉県内初にして唯一の公立中等教育学校です。また、国際バカロレア(IB)の教育プログラムのMYPとDPの認定校として、学び方を学ぶ、課題解決型の探究的な学びを推進しています。
そして、MOISは“Grit(やり抜く力)” “Growth(成長し続ける力)” “Global(世界に視野を広げる力”を校訓に掲げ、生徒は6年間を通して様々な教育活動において3つのGをバランスよく身に付けていきます。また、学校使命(スクールミッション)として「よりよい世界を築くことに貢献する地球人の育成」、「学校生活のあらゆる機会を通して、未来の学力を備え国際的な視野を持つ生徒の育成」を掲げ、未知や想定外に出会っても驚かずに周囲の人と協働して最適解を導いたり、新しい価値を創って楽しんだりできる生徒を育んでいます。
ところで、開校以来6年間、1期生は常に最上級生として様々な学校行事、独自で主体的なワークショップの開催、社会とつながる実践など、本校教職員や後輩とともに新たな道を切り拓き、日本の未来を指し示す先進的な教育活動に取り組んできました。そして、1期生は2025年3月に卒業を迎え、それぞれの進路実現に向けて最後まであきらめずに挑戦し続けました。その姿に尊敬の念を込めてこれまでの6年間を「MOIS1.0」とし、今いる我々MOISに関わるすべての関係者がバトンを引き継ぎ、次の6年間を「MOIS2.0」として学校を引っ張る気概をもって、さらに発展した教育活動を研究・実践してまいります。
大宮国際中等教育学校は、他の中学・高校でもない、他のIB校でもない、MOISでしか得られない価値を提供したいと考えております。MOISらしい高度な探究的な学び、高い語学力、多彩な異学年・異文化交流、多様性に触れる多くの機会、ワクワクする学び、エージェンシーの発揮などを本校の強みとして、高い志を抱いた本校にかかわるすべての関係者とともに、自分や周りの人たち、世界の「よりよい未来」の実現のために貢献してまいります。引き続き、本校の教育活動にご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和7年4月